■【有機 ゆかり®】の原材料について

「赤しそ」・・・有機ゆかり®の主原料となる有機赤しそを栽培しているほ場(ほじょう=畑)は中国遼寧省北部にあります。ここは中国東北部の寒冷地帯であり、害虫が少ない点から有機赤しその栽培地として最適と考え、選びました。 この畑は有機赤しその栽培を始めるまではとうもろこしの栽培に利用されていました。ここで行われていたとうもろこしの栽培も農薬は一切使用されていませんでしたが、化学肥料の窒素肥料が使用されていました。このことから、現在の有機赤しそは「転換期間中有機農産物」(※)と定義されています。但し2008年には転換期間が終了し、有機ほ場となりました。
赤しそ栽培に使用する肥料は、ほ場内で輪作されるとうもろこしと鶏糞及び豚糞を同ほ場内で半年間醗酵させ、は種(種まき)前に土壌にすきこんでいます。
栽培に使用する農機具はすべて有機ほ場専用としています。
「水」・・・栽培に使用する水も河川水を灌漑水として使用していますが、この河川の上流には工業地帯等の汚染源はありません。水を河川より灌漑に引き込むポンプも有機ほ場専用のものとして設置し、水質についても定期的な水質検査を行っています。
(※)
- 「転換期間中有機農産物」・・・転換期間中のほ場で収穫された有機農産物を言います。
- 「転換期間中のほ場」・・・「有機農産物の日本農林規格」第4条の表ほ場又は採取場の項、基準欄1に規定されています。
- 『有機農産物の日本農林規格第4条の表ほ場又は採取場の項基準欄1』
多年生の植物から収穫される農産物にあってはその最初の収穫前3年以上、それ以外の農産物にあってはは種又は植付け前2年以上(開拓されたほ場又は耕作の目的に供されていなかったほ場であって、2年以上使用禁止資材が使用されていないほ場において新たに農産物の生産を開始した場合にあってはは種又は植付け前1年以上)の間、この表ほ場に使用する種子、苗等又は種菌の項、ほ場における肥培管理の項、ほ場における有害動植物の防除の項及び一般管理の項の基準に従い農産物の生産を行っていること。
■原材料(赤しそ)の特徴について
赤しそは古来漢方薬として使用されていた、中国原産の植物です。日本では一般的に梅干を作るときに使用されることが多いのですが、ゆかり®は赤しそを調味乾燥して、ふりかけとしてご提供しています。
有機赤しその種子は日本から中国に輸出したものと、有機ほ場で自家採取したものを混合して、は種しています。
遼寧省当該地区で栽培している赤しそは、三島食品が自主開発した登録商標「豊香®」と言う、オリジナル種子を一部使用しています。
■有機栽培・肥料について
「有機栽培」・・・有機でない三島食品のゆかり®に使用されている赤しその栽培も無農薬で行われていて、今までの防虫などの経験を生かしているので、農薬を使用しない上での難しさは以前より克服されていました。
「肥料」・・・有機品でない赤しそ栽培には窒素分を多く含む化学肥料を使用していますが、有機の赤しそを栽培しているほ場には有機ほ場で栽培されたとうもろこしと鶏糞及び豚糞を混合・醗酵させ、有機肥料としてほ場への窒素分の補給を行っています。
■隣接する栽培場との境界について
「ほ場周囲」・・・ほ場は河川・とうもろこし畑・水田に囲まれています。
河川とほ場の間には河川堤防、とうもろこし畑とほ場との間には、化学肥料や農薬がほ場に入り込まないように人工的な溝を掘っています。また、水田の畦(あぜ)とほ場の間にもとうもろこし畑との間と同じように溝を作って、周辺から飛散する農薬などを防ぐ対策を行っています。
「農薬・肥料の移染」・・・赤しそ栽培の時期は水田の水稲栽培の時期と重なるので、これらの水田で使用される農薬・肥料、その散布時期などの情報を共有化するようにして、有機栽培への影響が無いように取水のタイミングを調整しています。
上空からの汚染の可能性などについては情報を収集し有機JASの審査機関に報告し、有機栽培の規定に問題がないことを確認しながら栽培を行っています。
■輸送について
非有機原料などが混入しないよう、プラスチック製の容器の中に、封印した状態で輸送します。
■有機原料/保管について
赤しそ以外の有機原料としては「有機砂糖」があり、これは砂糖メーカーが有機認証を取得していて、この砂糖を購入する際に有機加工食品の有機JAS認定証を確認しています。
有機ゆかり®は有機加工食品のJAS規格に従い、有機赤しそと有機砂糖が食塩を除く原材料の95%以上を占めています。その他に使用している食塩、酵母エキス、梅酢は一般品を使用していますが、これらの有機原料についても化学処理したり、化学合成したものは一切使用せず、有機JAS認証規定によって許可されているものを使用しています。
有機原料の保管は、有機JASの認可に必要な原料使用記録を一覧表にし管理しています。包材も原料同様有機JASの認可に必要な使用記録を一覧表にし、使用時と月末時に在庫管理を行っています。製品は専用パレットにのせ、物流倉庫に送るまでは定置化しています。
■【有機 ゆかり®】の製造工程について

赤しそ原料

洗浄

調味

包装(金属探知)
有機ゆかり®の製造方法は通常品の「ゆかり®」と同様の作り方をします。但し、有機品とそれ以外の製品とが混じり合うことを防止するために有機ゆかり®の製造はライン洗浄後一番最初に生産することとしています。また有機食品製造前には、必ずATP検査(※)を行い洗浄が正しく行われているかどうかを確認後、生産を開始することとしています。
- 1)赤しそ
- OMICにより有機JAS認定を受けた中国の加工場で一次加工された原料です。中国側で行なわれる工程は、ここまでです。
- 2)切 断
- 赤しそをやや大きめに切断します。
- 3)洗 浄
- 原料の塩分を安定させるため、塩水で赤しそを洗います。
- 4)脱 水
- 切断した赤しその余分な水分を脱水します。
- 5)細 断
- 2)で切断した赤しそをさらに細かく切ります。
- 6)調 味
- 脱水した赤しそに調味料を加え、攪拌機で攪拌します。
- 7)乾 燥
- 調味した赤しそを熱風乾燥機で乾燥します。
- 8)網通し
- 乾燥した赤しそを網おろしして大きなかたまりを取り除きます。
- 9)選 別
- 茎などの異物を選別するため、目視選別を行います。
- 10)包 装
- 包装後金属探知機を使用して、異物がないことを確認します。
(※)ATP検査 :「ATP(アデノシン3リン酸)とは、すべての動物・植物・微生物がもっている物質です。ATP拭き取り検査では、このATPを測定することによって、機器類の表面に目に見えない汚れ(食品残渣や微生物由来)がどれくらいあるかを判定します。」
■有機認定工場の運営・管理・維持について
有機食品の製造については単に原材料が有機であることだけでなく、製品が加工される過程もすべて有機認証の対象となります。認証を受けた製造方法が着実に行われて製品が作られているかを厳密に製造工場では確認・管理を行っています。
具体的な方法としては・・・
- 有機JASについての社内教育を定期的に実施しています。
- 有機品格付担当者は、生産行程管理担当者と常に連絡を取り合い、不具合を調整しています。また、有機ゆかり®の格付記録は有機JAS認定機関に定期的に送付し、確認をとっています。(生産行程管理担当者と格付担当者は、それぞれの業務を適正に実施するために、別々の人を任命しています。)
- 製造された有機ゆかり®の製造数を管理するために、有機JAS認証が付けられた包装材料の数量も管理して記録しています。