■【有機 砂糖】の原材料について

ブラジルサンパウロ州の企業が自社保有する有機ほ場

砂糖の原材料はサトウキビです。そしてその有機さとうきびが生産されているほ場は、ブラジルサンパウロ州の企業が自社保有する有機ほ場です。ブラジルは世界の砂糖生産量170百トンの約20%に相当する33百トンを生産する世界最大の砂糖生産国であり、有機砂糖については世界の総需要250千トンの約40%に相当する100千トンを生産している有機砂糖大国です。

■有機サトウキビの育成の難しさについて

有機サトウキビの育成

化学的な殺虫剤を使わないで行う防虫対策が大変難しいです。オーガニック・ギルドの有機砂糖の原材料であるさとう きびを生産している企業は、病害虫駆除のために独自の昆虫研究所を持ち天敵虫を培養しています。

■非有機栽培さとうきびほ場との境界について

境界は7m以上の間隔を保ち、植物で壁を設けています

非有機栽培さとうきびほ場との境界は7m以上の間隔を保ち、植物で壁を設けています。また、毎年一度ほ場も有機認定機関により年次監査を受けています。

■海外からの原料輸送・保管について

すべての使用コンテナについては、直前に使用した貨物の確認と併せて、汚れがないことをサプライヤーにて確認しています。それから保管業務については、有機食品と一般食品の分別保管の徹底が主な管理ポイントになる。このため、保管倉庫についても、輸入者である商社と一体的な有機認定を受けて、毎年一度年次監査を受けています。

国内における最終包装工程では、非有機品と確実に区別するために、輸入された25kgの大袋の受け入れ時から製品の出荷までの間、大袋の保管場所、包装資材の保管場所、包装場所、製品、場所を非有機品と区分けして確保しています。(全くの別場所、もしくはバーなどで囲んだ上で有機品である旨の表示をするなどの工夫)。また、受入数、使用数、廃棄数などすべて記録し、保管しています。

■加工について

加工(濾過)助剤として有機JAS品規格で認められた食品添加物のみを使用しています。

■【有機 砂糖】の製造工程

結晶缶

結晶缶(不純物を取り除いた後の液を炊いて結晶をつくる機械)

製品分離機

製品分離機(遠心分離機、結晶缶でできた結晶と蜜を振り分ける機械)

1.ブラジルの工場における有機砂糖の生産(スタンドパック、スティック共通)
JAS認定自社農園の有機さとうきび ⇒ 粉砕、圧搾(砂糖汁)⇒ 精製(不純物を取り除く作業) ⇒ 濃縮 ⇒ 真空結晶缶で結晶化 ⇒ 遠心分離機で結晶と蜜を振り分け ⇒ 乾燥 ⇒ 25kgの大袋に包装 ⇒ 輸出
2.250gスタンドパック
25kgの大袋を開封 ⇒ ふるいがけ ⇒ スタンドパックを準備、日付印字 ⇒ 計量しながら充填 ⇒ スタンドパックをシール ⇒ 金属異物検査 ⇒ 箱詰め ⇒ 出荷
3.スティック
25kgの大袋を開封 ⇒ スティックの自動包装機に有機砂糖を投入 ⇒ スティックに包装 ⇒ 袋詰め ⇒ 計量 ⇒ 日付印字、袋をシール ⇒ 箱詰め ⇒ 計量 ⇒ 金属異物検査 ⇒ 出荷

■原料生産時の有機ほ場管理、中でも害虫対策と生産工程における有機専用化の実現が大変厳しい!

製糖工場の建屋

奥に見える煙突はバガス(さとうきびの絞りかす)を燃料として焚くボイラー。 右に見える大きな建物が製糖工場の建屋。

主原料となる有機さとうきびを生産する有機ほ場の管理が重要で、特に病害虫対策は大変です。オーガニック・ギルドの有機砂糖を生産している企業では有機ほ場を自社で保有し、そのほ場に対する病害虫駆除対策として独自の昆虫研究所を持ち天敵虫を培養し、病害虫駆除に活用しています。

生産工程の面としては工場の有機専用化が必要という問題があります。オーガニック・ギルドの有機砂糖は生産時に結晶と蜜を遠心分離機で分ける分蜜糖の一つですが、分蜜糖の工場は、黒砂糖などの含蜜糖工場と比較すると、通常、大規模であり、大量生産を行います。さらに、生産ラインの多くの部分は全製品共通であり、有機加工食品が非有機品とのコンタミネーション(混入)を許さないことを考慮すると、同一工場で有機砂糖と非有機砂糖の両方を同時に生産するのは不可能です。そこで有機砂糖を生産する期間は工場全体を有機専用としなくてはいけません。この問題が有機砂糖の生産を非常に困難にしています。オーガニック・ギルドの有機砂糖を生産するブラジルの工場では、自社保有の有機ほ場に加え、自社の管理手法を導入した生産者から原料となる有機サトウキビを調達する等、圃場管理をしっかり行うことにより非有機サトウキビの混入を排除しています。また、従来は製糖期間を分け、有機砂糖と非有機砂糖を製造してきましたが、旺盛な欧米向け需要を満たすために有機専用工場になりつつあります。

最終包装工程は国内の包装工場で実施していますが、中身の有機砂糖が輸入品となるため、安全の確保の為のチェックに気を配っていいます。輸入する有機砂糖には規格を設けていますが、さらに国内の包装工程に受け入れる前にロット毎にサンプルを取り寄せ、現物チェックを行っています。また、包装工程においては念を入れてマグネットやメッシュを通すなど異物混入防止の為の作業を行っています。